| OMAKE |
|---|
| The Hanged Man製作時のメモ。 公開しない前提のものだったので読みにくい箇所があるかと思いますが、ご了承ください。 |
| The background of the story |
|---|
| 「幸福の殺人」事件 |
| かつての精神病院であるDeep Woods Hospitalは、廃院となった後は資産家であり、有名な慈善活動家であるジム・コークが森ごと買い取った。ホームレスのためのシェルターとして運用し、熱心なキリスト教信者であった彼はそこに神父を呼んで礼拝を開いたりしていた。 住み着いたホームレスたちはボランティアを行うなどの社会奉仕をしていたが、次第に彼らは自分たちなりの哲学を持つようになる。彼らは皆、何かしら自業自得で苦境に陥ったような人間だった。彼らは神父の説教を聞くうちに、自分たちの罪を自覚するようになり、自分たちは罪を犯したから、今不幸なのだと考えていた。また、自分を犠牲にすることで、他人を幸福にできると考えていた。ならば自分が幸福になるには、罪を持つ他者の犠牲が必要だとも考えるようになる。 やがて、些細な諍いがきっかけで5人の男が吊るされ、腹を切り裂かれるという事件が起きた。そこに住まうホームレスたちは皆口をつぐんだ。殺害から5日後、礼拝に訪れた神父が彼らの様子がおかしいことに気づき、問い詰めたところ5人の男による殺害が発覚した。実行犯たちは終身刑となり、Deep Woods Shelterは閉鎖された。 殺害の発端となった諍いがはっきりしないこと、殺害の実行犯である者たちが口々に「自分は今幸福だ」と言っていたことからオカルト視されるようになり、廃墟は心霊スポットとなる。 |
| Hayes一家の話 |
| マイケル・ヘイズはアルコール中毒患者であり、職を転々としていた。妻を早くに亡くし、2人の息子と住んでいた。やがて借家を追い出された彼らは、神父の勧めでDeep Woods Shelterに住むようになる。ジムの厚意により、息子たちは学費を貰って学校に通っていた。 しかし、「幸福の殺人」事件によりマイケルたちは施設を出ていかざるを得なくなる。エドが8歳、ロバートが12歳の時だった。 兄であるロバートは中学を卒業すると、父親から逃げるように就職し、家を出て行った。後は仕送りをするのみとなる。 父は兄の仕送りのみで生活し、全く働かなくなる。酔った父はエドに暴力をふるい、エドは後遺症として吃音症を患うようになった。 エドはシェルターで親しくしていた、「幸福の殺人」事件の犯人の1人であるジョージ・シュミッドから、自己の犠牲によって他人が幸せになるというのとを教えられていた。ジョージは殺人を犯した後、自己の哲学や殺害の方法を記した手帳を持っており、エドに見せていた。 エドは、自分が今苦しんでいるのは父の幸せのためだと思うようになる。いつかは誰かが自分のために身を投げうち、自分を幸福にしてくれるのだと信じた。 |
| エドの殺人 |
| 父の暴力は、父が老いてほとんどなくなっていた。エドは中華料理店で働き、細々と親子2人で暮らしていた。エドは自分が働くことで父を幸せにできているのだと考え、彼なりに満ち足りた生活を送っていた。 だがある日、エドは中華料理店でヘマをしてクビになる。それを知った父は激昂し、酔ったままにエドを殴りつける。それは弱々しい暴力だったが、エドは父が不幸だと口走ったことに激昂し、我を忘れ、父が死ぬまで殴りつけた。エドは父を殺してしまったことに動揺し、その場から逃げ去ると、かつてのシェルターである廃墟に身を潜めた。彼は愛する父親を殺したことで、不幸のどん底に落ちたと考えた。彼は何とかして這い上がらなければならなかった。 そしてエドは偶然ウィルの懺悔を耳にしたことで、ジョージが言っていたことを思い出し、彼こそが自分を救うことができる業を背負った人間であると考えた。彼を犠牲にすることで、自分の幸福な人生が切り開かれると盲信したエドは、その方法が書かれたジョージの手帳を探し始める。 |
| ロバートによる隠蔽 |
| ロバートは妻が身ごもったことを機に、父への仕送りをやめようと考え、数年ぶりに実家を訪れる。そこで見たのは、絶命した父の姿だった。ロバートはエドの仕業だと考え、そのままDWSへと向かう。弟が行きそうな場所が、そこしか思いつかなかったためだ。 廃墟で弟を発見したロバートは、彼が殺人を犯したのは自分が弟を父の元に残したせいだと悔やんだ。 彼はエドを逃すために、警察の目をかいくぐりかながら逃走の準備をすすめ、時折廃墟に足を運んでエドに食料を渡していた。また、彼はいざという時のために拳銃を廃墟に隠していた。 |
| キースの捜査 |
| マイケルは死後約5日目に近隣住民の通報によって殺害が発覚した。状況証拠から、犯人はエドであると警察は断定した。キースは部屋に飾ってあった写真の、ジョージ・シュミッドの名前に目をとめる。その名に聞き覚えのあった彼は、「幸福の殺人」事件を調べ、当時マイケルが2人の息子とシェルターに住んでいたことを知る。警察は殺害現場から近すぎるという見解で、エドが廃墟に潜伏しているとは考えておらず、またキースも殺害から日が経った現在まであの廃墟にエドが隠れているとは思わなかった。行き詰まったキースは、エドの経歴から逃走先の手がかりを探ろうと、ジム・コークの許可を得て、エドが幼少の頃を過ごした廃墟に乗り込む。 |